動け脳!働け脳!

以前にここでご紹介したことのある「脳整理法」の著者 茂木健一郎氏が、自身が司会を務めるNHKの番組「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」の中で、彼の時間活用術について公開されていました。脳の働きに裏付けられていることから説得性もあり、いくつか実行してみたいと思わされる、「なるほどぉ」という内容でした。
■気分転換の決まりごとを作る
彼の気分転換は音楽。音楽ほど、人間の脳を刺激して気分に影響を与えるものはないのだとか。だから、自身のPCに1,000曲以上の音楽ファイルを保存して、自分をこういう気分にしたいという曲を選んで聴く。
僕が「ほぅ」と思ったポイントは、その時の気分に合った曲、ではなく、自分の気分を持って行きたい方向に合わせた曲を選ぶとういこと。悲しいときに悲しい曲を聴けば、脳はそれに反応してもっと悲しい気分になる。それは一種のデフレスパイラル。そうではなく、「大事な交渉の前に奮起したい」と思ったら、そうさせてくれる曲を聴く。その時に、どの曲を聴くかをルール化しておくと、やがて脳が曲に自然と反応するようになってくる。
■朝、仕事をこなす
一晩寝て、朝起きたとき。それは人間の脳が最も整理されて「スッキリ」した状態になっているそうです。そんな時に、自分の考えをまとめたりするのは非常に効果的。ゴチャゴチャとした机の上で仕事するよりも、キレイに整理された机の方が効率が上がるというのと同じですね。
■身支度を句読点に
シャワーを浴びたり服を着替えたり。人間の生活には「身支度」に使われる時間がそこらじゅうに散らばっています。それを、仕事と仕事の間の句読点として活用するというもの。朝、一仕事終えてから服を着替える。すると、体がその作業をしている間に、次の仕事への準備を自動的に脳が進めてくれる。いざ次の仕事に取り掛かるときには、脳はすっかり準備を終え、スタート可能な状態に整っているというわけ。
簡単にまとめると、朝・音楽・身支度をどう活用するかということでしょうか。どなたか、一緒にやってみませんか?早起きは苦手でも、音楽と身支度の活用はできそうですよね。