夕陽に向かって

一週間の睡眠不足が祟ったのか、よく眠った一日でした。宅配便を受け取るために朝から起きていたのに、受け取った途端に気が抜けたように眠り込んでしまって、気づいたら昼の3時。一日が暮れていく!!このままでは夕方になってしまう!!危機感が全身を襲います。
昨日から決めていたのです。今日は必ず自転車で走る、と。本当は太陽が明るく降り注ぐ時間帯に走りたかったけれど、夕方が近づいているのは事実。変えようがありません。というわけで、開き直って夕陽に向かって走ることにします。年末に買ったとっておきのレンズ、Nikon VR Zoom Nikkor 24-120mm F3.5-5.6をカメラに装着して、いざ出陣(1540)
夕陽を撮る、といってすぐに思いついたのがレインボーブリッジでした。夕陽といえば海、東京で海といえば東京湾東京湾といえばレインボーブリッジ、と。
まずはいつもの通り、後楽園を経て神保町、大手町へと向かいます。風が強い。後楽園へと下っていく坂、50km以上のスピードが出せるポイントですが、今日はセーフティライド。横風にあおられて、隣を走る車の餌食、なんてことにはなりたくありません。

神田橋で信号に止まったら、一面ガラス張りのビルに向かい側のクレーンがくっきり反射。なんだか奇遇な感じがしたので、本日の一枚目。無機質な写真だけれど、とりあえず記念ということで。
大手町からは、日比谷通を浜松町まで一気に走ります。東京都心の道はなんといっても舗装がしっかりしていて走りやすい。道路整備を税金の無駄遣いと言う人もいるけれど、それは人が走らない道路の話。こうして路面の凹凸をじかに体に感じて走っていると、やっぱりきちんと舗装され整備された道路はありがたい。

増上寺の前の交差点を左折して竹芝桟橋へと抜けます。ここは以前にも何度か来たことがある場所。とはいえ、こんな夕暮れに遭遇したのは初めてでした。ただ海と橋を撮ってもつまらないので、ここは愛車をモデルに使用。自転車で走っていれば、被写体に困ることはありません。足とお尻の下にはいつだって被写体がいます。そう、モデルを抱いて走り回っているようなものですから・・・。

竹芝桟橋で少し休憩した後、レインボーブリッジの真下まで足を伸ばしてみました。ここは全くの初体験ゾーン。埠頭付近は全て「港湾関係者以外立ち入り禁止」となっていたのですが、橋の下は遊歩道が敷かれていて、歩けるようになっています。写真は、レインボーブリッジを真上に見上げて撮ったもの。
このあたりは、海沿いだけあって走っているときの心地良さがピークに達するエリアです。車も少なく、道はまっすぐで平坦。ペダルに力を込めるたび、グイっと加速していく感覚が伝わってきます。自転車に乗っててホントによかった、と思う瞬間。
夕陽に向かって走り、気持ちも爽快になり、写真も撮れて。あとは帰るだけです。往路のルートとは少し変えつつ、途中から日比谷通に復帰。日没直後に家に帰り着きました。
正味2時間半ほどの自転車行。総走行距離24.01km。

最後は、いかにも、な写真を2枚ほど。
  

photo : Nikon D200 with AF-S VR Zoom Nikkor 24-120mm F3.5-5.6