故郷の変化と観覧車


故郷 名古屋の街の中心に、何年か前に観覧車が現れました。帰省したときに前を通り過ぎたことはあったけれど、眺めてみるにはこれが初めて。街の中心に、しかもビルに張り付くように巨大なリングが据えられている姿は、ちょっと不思議な光景です。
何事も経験、ということで、乗ってみました。お一人様500円。乗るときにはCanonの一眼レフで記念写真まで撮ってくれます。

夜の観覧車に乗るなんて経験、そういえば初めて。緑 赤 青 白 と順に照らし出されていくゴンドラの中は、独特の雰囲気です。「頂上まで上がると名古屋城天守閣よりも高い」(どのくらい高いのか、どのくらい凄いのか全然わからないですね)のだそうです。

ぐるりと一回りすること約10分。何だか少し得した気分を味わって、不思議なリングを後にしました。
故郷の街も、僕が東京に去ってから約10年。いろんな変化がおきています。街の景観は、その最たるもの。名古屋嬢なんて呼ばれる、髪の毛がとても素敵な螺旋形状を描いている女性たちの登場もそうでしょうか・・・。変わり行く故郷をどうとらえるのか。人によって評価は分かれるのでしょうが、変化は変化。観覧車を楽しんだように、街の変化を楽しむことが上策です。

photo : Ricoh GR Digital