自転車人口・自転車市場

日本で開かれる自転車イベントとしては有数の「CYCLE MODE INTERNATIONAL」に行って来ました。幕張メッセの1ホールに、各ブランドが2007年モデルを展示するブースや試乗コースなどが設置され、自転車ファンでかなりの賑わいを見せていました。
トークイベントには、今年のジロ・デ・イタリアの総合優勝を勝ち取ったイヴァン・バッソ選手が登場するなど、主催者側の気合も伝わってくる内容。

とはいえ、やはりまだまだ日本の自転車人口は少なく市場は未成熟なのでしょう。展示会としての全体的なレベル、出展者の熱の入れようなど、日本を代表する展示会である東京モーターショーや、ビジネスで何度か視察した工作機械関係の展示会とは比ぶべくもないシンプルな構成に終始していました。
メーカーではなく日本の代理店(いわゆる問屋)が出展者として名を連ねている点も気になるところ。ディスプレイもどことなく個性を欠いていて、どのブースも似たような印象を残して終わってしまったという感じ。
ヨーロッパなどに比べると、日本でのサイクルスポーツ人口はまだまだ少なく、自転車市場もいわゆる「ママチャリ」が圧倒的なシェアを占めている状況。こうした市場構造が変化していかないことには、欧米の有力ブランドの積極的な進出も望めません。今後に期待!!