酔いどれ自転車紀行 東京下町編①

今日は、二子玉川から福生まで多摩川を上る自転車紀行を企画していました。ところが、朝6時起床で空を見上げると、一面に濃灰色の雲と霧雨。地面はじっとりと濡れ、ロードレーサーの細いタイヤでは少々危ない状況です。何より雨の中を雨具に身を包んで走るというのが余り心に響かない情景。というわけで雨天順延といたしました。
休日にしては早起きしすぎたということで、もう一眠りの惰眠を貪ることにして、布団に包まること3時間。ふと目を覚ますと、そこには眩しいばかりの陽光が!しまった!という思いが一瞬脳裏をよぎるものの、「雨の中を少しだって走りたくはないもの。午後から楽しく走れればいいさ」とすっぱり切り替え、午後の外出予定を模索です。
目指すは東京の下町・浅草。何度か訪れた場所ではありますが、カメラを持って行ったこともないし、改めてもう一度、江戸情緒を味わってくるのもいいじゃないか、と出かけます。
後楽園に向かう坂を一気に下り、本郷へと続くなだらかな上り坂をゆっくりと登ります。急ぐことはありません。浅草までは春日通を駆け抜けて5km足らず。のんびりと秋の陽光と空気感を楽しみつつ、鈴鹿で新しく購入したサングラスからのぞく視界を味わいます。

本郷に向かう途中、ずっと気になっていたカフェ風の建物の前で停車。店の前には何人かの行列。看板を見てみると、どうやらハンバーガーのお店だったようです。その名も「Fire House」(お店のサイトはこちら)。ファーストフードのバーガーとは一味も二味も違う本格的なハンバーガーを食べさせてくれるお店。モッツァレラ・マッシュルーム・バーガー、アボガド・バーガーといった独特のメニューから、オーソドックスなチーズバーガーまで、ボリュームたっぷりに味わわせてくれます。

何の迷いもなくチリ・チーズ・バーガーとビールを注文。昼間からビールを飲む喜びと、ずっと気になっていたお店で食事できる喜びで、ハッピーな気分になります。付け合せに添えられた大きなピクルスも、ビールとの相性ばっちり。おなかいっぱいになって、Fire Houseで過ごすこと約1時間。再び自転車にまたがり、目指すは浅草・雷門!

(②へ続く)