7インチタブレットとともに過ごす早起き時間

 冬になると早起き活動を始めるという不思議な習性を持っています。誰しも寒い朝に布団から抜け出すにはエネルギーが要るもの。好き好んで冬場にだけ早起きなんてことをする人はいないのではないか?と思いますが、僕自身が早起き活動を始めるのはたいてい冬だったりします。そして、春が来るころにはいつもの生活に戻ってしまう。
 冬という季節そのものが好きということもあるし、何より冬の朝のキリっとした空気感と、徐々に明けていく空の雰囲気が何より気に入っています。今こうして文章を書きながら、振り返って窓の外に目を向けると、オレンジ色と薄いブルーとのグラデーションがとてもキレイで、何となく満たされた気持ちになって笑みがこぼれてくる。
 さて、そんな冬の早起きで生み出された時間を、最近はもっぱら読書に充てています。GoogleがリリースしたNexus7という7インチ型タブレットを手に入れてからというもの、電子書籍を読むということが以前よりもはるかに手軽に、そして苦痛なくできるようになりました。世間では7インチタブレットに対して賛否両論あるようですが、読書端末としては圧倒的に使い勝手がいいというのが僕の実感。何より、片手でホールドしていても全く疲れないという点。これは700gを超える重量を誇るiPadではありえないことで、ある程度まとまった時間を読書に使う人にとっては「持っていて疲れない」という点だけで軽くiPadを凌いでしまう。ハードカバーの書籍になるとiPadよりもさらに重いなんてことはざらにあり、読む場所を選ぶ(ソファに寝転がってとはいかず、テーブルのあるところでないと読めない)のですが、7インチタブレットであれば、どんな大著であっても手の中に納まってしまいます。
 電子書籍専用端末がどんどんと世に送り出されている昨今ですが、仕事も含めたトータルでの利便性を考慮すると、eインク画面の見やすさという点をはるかに凌駕する利点が、7インチタブレットにはあると考えざるを得ません。当面は、この端末を片手に時間を過ごすことが多くなりそうです。
 
 

 スペースがあるというのはやっぱり豊かさなんだと思う

名古屋に引っ越して、いろいろなところで「豊かさ」を感じている今日この頃です。これは絶対的に名古屋がいいとかいうわけではなく、あくまでも東京から引っ越して来てすぐの人が感じるごく当たり前の、とても相対的な感覚としての豊かさなんだけれども。
今日の夜は仕事を終えて家で夕食を食べた後、ヨメが会社の餞別でもらってきたネスカフェバリスタというインスタントコーヒーを使ってカプチーノやらカフェラテやらを作れるコーヒーメーカーで使うべく、それ用のインスタントコーヒーを買いに近所のスーパーに出かけました。

ネスカフェ バリスタ 12090997

ネスカフェ バリスタ 12090997

まず東京と違うのは、ショッピングカート。子どもを乗せるキャリアがついているのは東京でも見かけるけど、子ども用にクルマの形をしたのとかまで置いてある。これデカいなー、こんなのスーパーで押してたら邪魔だなーと思いながら、小さい方のカートにムスメを乗っけて店内へ。
そこで納得したわけです。店内広い!そして通路が広い。ゆったりしたスペースに、よく見る真っすぐの陳列棚だけではなく、アイランド型の陳列コーナーがかなり優雅に配置されている。これだけのスペースがあれば、確かにクルマ型のカートも大丈夫だ。
陳列棚のスペースそのものにも余裕があるようで、1種類の商品にも複数の選択肢が用意されているケースがほとんど。野菜にも果物にも、だいたい価格帯の違う同種の商品が陳列されていて、買い物客は自分の予算感にあったものを選べるようになっている。これも東京ではあまり見かけない光景。東京だと、スーパーごとに取り揃えている価格帯がだいたい固定されていて、「高級なものばかりのスーパー」、「安いものを置いているスーパー」というのが住み分けているけれど、こっちではどうやらそうでもないらしい。
余裕のあるスペースの中に商品がゆったりと陳列されている様子を眺めるともなしに眺めていると、やっぱりそこはかとなく豊かな気持ちになってくる。これはオーストラリアやアメリカのスーパーでも感じる感覚。ゆったり感というのは、やっぱり人間の豊かな気持ちを呼び起こすものなんだなあ。
とはいえ、これにも近いうちに慣れてしまうんだと思う。それは少し寂しいことですね。豊かさは豊かさのまま、ずっとそういう風に感じることができたらいいのに。
Kazuteru Kodera

 名古屋に拠点を移しました

8月1日から名古屋に生活の拠点を移しました。大学に入学と同時に東京に移り住んで12年。実に久しぶりの故郷での生活になります。引越は今週末なので、今週は家族とは離れて一足先にこちらでの仕事を始めました。
住む街が変わる、住む家が変わる、仕事が変わる。いろいろな変化が同時に発生するのは僕自身にとっても家族にとってもインパクトのあること。それが疲労やネガティブな感情につながらず、新しい環境を楽しめるように、まずはゆっくりと慣らしていきたいと思います。
新たな環境で仕事に取り組んで3日が経ちましたが、実のところまだ本調子ではありません。仕事環境の変化に伴って些細な手続き(FAXを送るとか、文房具を探すとか)に時間がかかることもあるし、またITやWeb接続といったこれまでの仕事環境では当然にあったことが不足していたり不便だったり。そうしたことを一つずつ、自分に合ったものにしていくプロセスがしばらくは続きます。
こんなことを書くと「些細なことにこだわり過ぎ」と評されるかもしれませんが、最初に行った「環境づくり」は自腹でデスクトップPCのキーボードを購入したこと(笑)。キーの高さが高すぎて合わず、手が疲れてしまうから。3,000円の費用でタイピングの速度が速くなり、また長時間の作業にも耐えられるようになるのなら、それは十分に意味のある投資です。
こうした時に着目するのは、やはり「時間」と「身体への負担」ではないかと思っています。「時間」=変えることで仕事に費やす時間が短くなること、「身体への負担」=変えることで身体への疲労が軽減されること。仕事環境(道具も含む)を変えるのは一時の出費であり作業ですが、その効果は永続的なものです。これはまさしく「投資」ですよね。
本格的に忙しく仕事に取り組み始める前に、こうした「投資」ができる部分がどこにあるのか、見極めておきたいと思います。
Kazuteru Kodera

 風を感じる浴衣生活 日本の夏には日本の衣服で

自分用の浴衣を新しく仕立てたヨメ、子ども用の浴衣をゲットしたムスメとともに家族3人で浴衣でお出かけしたいね、ということで、人生で初めて浴衣を買いました。気に入るかどうかはわかrないので、とりあえずネットで比較的手頃な価格の3点セット(浴衣/帯/草履)を。
温泉旅館のものを除けば一度も身につけたことのなかった浴衣ですが、これが想像以上に着ていて心地のいい着物です。生地の質感もさることながら、身体に密着せずゆったりとしているため肌の上を風が通り抜けていくのを感じることができ、洋服(Tシャツなど)よりも遥かに体感気温が低くなる。湿度の高い日本で、空気の動きを最大限に活かして夏を涼やかにすごそうという伝統的知恵を感じますね。
衣服というのは、その土地その土地で気候や生活習慣に合わせて進化してきたもの。従って、日本の気候・風土にはやはり日本伝統の衣服が適しているということなのでしょうね。逆に言えば、西洋化された日本の住宅で着物を着ていると不便なこともある。例えばドアノブ。我が家は掴んで下に引き下げるタイプのノブなのですが、これがよく袖口に引っかかって浴衣が破れそうになります。いやはや、文化の融合というのは難しいです(笑)
僕たちが普段身につけているズボンは、もともと馬に乗る人たちにとって便利なように設計されているようです。馬の乗り降りや騎乗に邪魔にならないように、両足にぴったりと接触するようになっているんですね。日本の蒸し暑い夏には、この「ぴったり感」が最大の邪魔者になるわけで、そこは独自にステテコなどを編み出して文化の融和を図って来ている。(このステテコも、最近はずいぶんとおしゃれなものが出ているようで、僕も最近ひとつ買って愛用し始めました。)
和服というとつい面倒だと感じたり、メンテナンスが大変と敬遠する向きも多いと思いますが、ぜひ一度試してみることをおすすめします。女性は少しスキルが必要ですが、男性はけっこう手軽にスタートできるので。
Kazuteru Kodera

 オーストラリア行きの準備

今週金曜日の夜から、大学院の最後のスタディ・ツアーのためゴールドコーストに出かけてきます。無事に単位が取得できれば、今回が最後の「通学」になります。難関科目ではるけれど、頑張ってきます。
というわけで、今日は正月休みの最後の1日を使ってGC行きの準備などしました。前回までの反省を踏まえてリストアップした所持品リストにそって買い物したりパッキングしたり。今回は新しいスーツケース(前回のGCで15年目のスーツケースが壊れてしまったため)で快適に収納できました。
前回から導入している「Mifi」のサービスを今回も利用するので、現地でのWeb環境も快適なはずです。現地からもブログを更新できると思います。

風の谷のナウシカを読む

年末年始の楽しみのひとつとして、「風の谷のナウシカ」のオリジナルストーリーの漫画全7巻を購入しました。

スタジオジブリが映画化したのは、この7巻のうちの最初の2巻分。ストーリーも映画化にともないある程度変更されています。
3巻まで読みましたが、これは面白いです。かなり読み応えがあるので、この休みはナウシカと共に過ごすことになるかも。
Kazuteru Kodera

神戸の街を歩く

今日は有馬温泉を出て三宮の街へ。ムスメは六甲にあるヨメ方の祖父母宅に預けて、
久しぶりにヨメと二人で。
思えば、神戸にはここ一年の間に3回来ているのですが、街をゆっくりと歩いたことはありませんでした。貿易港として栄えた由緒ある街であり、エキゾチックな空気を漂わせる場所でもある神戸。じっくり楽しんでみたいと思っていただけにありがたい機会でした。

こちらは南京町。横浜中華街よりも小振りですが、各店舗が屋台を出して湯気を立てているなかなかの雰囲気です。

今夜は芦屋にあるヨメ方の祖父母宅に泊まり、明日東京に戻ります。すっかりひ孫、孫であるムスメと遊ぶことに夢中の曽祖母、祖父母は寂しいかもしれません。また遊びに来たいと思います。
Kazuteru Kodera