またデバイスを増やしてしまった

つい最近、6インチサイズのスマートフォンを新たに購入しました。でも実はこれ、携帯電話としては使っていません。携帯は従来通りiPhone。用途はもっぱら、小型のタブレットとして。 タイで仕事をしていると、とても車の移動が多くなります。まず会社までの…

「家族の存在を頭から消す」 ビジネストラベラーの悲しみ

今朝、朝食をとりながら読んでいたFinancial Timesの「Business Life」欄。このコーナーは仕事と生き方といったテーマを取り上げた中くらいの長さのコラム風記事が多くて、読みやすく気に入っているのですが、とても目を引く記事がありました。 数週間に及ぶ…

我慢強い人に支えられた組織は成長しない

タイで組織運営をしていく中で驚くこと、学ぶことはいくつもあるのですが、その一つに「我慢強い人に支えられた組織を作ってはいけない」という気づきがありました。組織としての不具合を社員が我慢することで運営されている組織は、中長期的に成長していく…

ばっさり捨てる。やめる。それは可能性の排除なのか?

ビジネスや芸術、スポーツなど各界で偉大な成果を挙げた人の書籍などを読むと、「○○はしないことに決めている」、あるいは「○○をすると決めている」という趣旨の言葉に出会うことが多い。 例えば、大前研一氏は「ゴルフはしない」「テレビには出ない」(これ…

35歳からのカラダケア2 記録と見える化

先日書いた新しい生活習慣の実行に加えて、もう一つトライしているのが、「記録と見える化」です。レコーディングダイエットなんていうのも流行りましたが、「何かを記録し続ける」ことによってそのテーマに継続的に意識を向けるようにするというのは効果が…

タイ 巨大工業団地の通勤風景

タイでの通勤の車の中で書いています。朝4時半に起きてからはや2時間半、少し眠気に襲われてきたので、ちょっとした眠気覚ましにタイの巨大工業団地の通勤風景について書いてみようかと思います。タイには、政府機関に認定を受けた巨大な工業団地がいくつも…

新しい生活習慣 35歳からのカラダケアはじめます

実は先月、ひどく体調を崩しました。もちろんそれは僕の人生の中で、という話で、もっと深刻な身体の不調に悩まされている方もたくさんいらっしゃるとは思うのですが、僕としては仕事も何もできなくなるような体調不良というのはなかなかないので、これには…

持ち歩くデバイスを減らしたい

生来のガジェット好きで、PC・スマートフォン・タブレットなどのデバイスを数多くトライしては元に戻して、といったことを繰り返してかれこれ10年近く。常に新しいものが市場に供給されてくる状況の中、いつまで経っても「これ!」といった姿にたどり着けず…

「好き嫌い」と経営

とてもタイムリーに良い書籍に出会いました。楠木健氏の「好き嫌いと経営」。14人の経営者(いずれもトップクラスに有名な方々)に、その好き嫌いについてだけを聞いていくというインタビュー・対談形式の書籍。テーマは対談の中でビジネスから食べ物、趣味…

パタヤに住むってどんな感じ?

昨年の3月から、一ヶ月のうち3週間程度はタイ チョンブリ県に位置するパタヤという街に住んでいます。チョンブリ県というのは、バンコク、ナコンラチャシマに次ぐ3番目の人口を持つ県で、チョンブリ・シーラチャー・パタヤが主要な街となっています。なぜパ…

成長速度と「備えあれば憂いなし」

あっという間に一週間が過ぎました。僕は週間計画という名前でその週にやることをリストアップして終わったら消していくのですが、何とか今週も少し週末の時間を使えばリストをクリアにできそうです。事業の成長速度について今回は書きたいと思います。とに…

ビジョンは国境を越えているか

前回の記事で、立ち上げ期を抜け出しつつある組織、つまり僕の所属するタイの子会社2社、の統合理念の喪失に対する危機感について書きました。ここでは統合理念といっていますが、実際のところよく使われる言い方にすると、ビジョンということになります。我…

「立ち上げ」の興奮とその後の罠

タイにおける子会社2社の「立ち上げ」という仕事をスタートして約2年(日本における準備活動も含めて)が経ちました。ちょうど2年前の今ごろ、海外における新拠点の候補としてタイという場所が挙がり、さて検討してみようかという動きが始まったわけです。 …

1年半ぶりのブログ投稿

1年半ぶりのブログ投稿です。合計700回近く更新されているこのブログでも、過去に何度か1年以上の空白期間が生じたことがあるのですが、中断の理由は「特になし」というものばかり。体調を崩したとか、仕事がめちゃくちゃ忙しくなったとか、そういったエポッ…

7インチタブレットとともに過ごす早起き時間

冬になると早起き活動を始めるという不思議な習性を持っています。誰しも寒い朝に布団から抜け出すにはエネルギーが要るもの。好き好んで冬場にだけ早起きなんてことをする人はいないのではないか?と思いますが、僕自身が早起き活動を始めるのはたいてい冬…

事件は現場で起きているが、それを正しく理解するには全体としてのストーリーが必要

「事件は現場で起きている」は、ビジネスの現場でもよくささやかれる言葉です。主に現場サイドの意見として、現場の最前線の状況を知らない組織の上層部を批判する際などに用いられることが多い。テレビドラマの中で使われたセリフが、これほどビジネスにま…

一日を生産者として始める。実践編

先日ここで紹介した、一日を生産者として始めるということについて、いくつか実践してみたので感想を書きます。 まず自分でも一番気に入ってるのが、朝食をきちんと作るということ。オムレツを焼き、簡単な野菜炒めを作ったり、パンを焼いたり、コーヒーをい…

 現実を直視する 「かもしれない運転」の経営

運転免許を取るために通った自動車学校。もう10年以上前のことなのでほとんど覚えていませんが、唯一といっていい記憶の中に「かもしれない運転」というのがあります。クルマを運転しながら、「まさかこんな道で飛び出してくる人はいないだろう」「まさかこ…

 日本の製造業にまつわる壮大なファンタジーについて

ここ数日は主に工場で仕事をしていました。これからも、工場で過ごす時間は長くなる予定です。そんな訳で、「日本といえば製造業、ものづくりの国でしょ!」というよく言われる話について考えてみようかなと思います。 結論から言うと、僕は個人的にこの「日…

手間をかけると愛おしくなる 自分で作るということ

最近、ヨメが自宅でパンを作ったり、豆腐を作ったり、ベーコンを作ったり、はたまた果実酒を作ったりしてくれます。普通はスーパーで買って来るのが当然というものを、自宅で作る。僕が育った家庭はそういうことに関心のない家庭だったので、「買ってくるの…

 圧倒的な行動力が組織を変える

久しぶりに心が震える本でした。先日参加したSalesforce.comのセミナーで前半部分の講師として登壇した営業改革コンサルタント・横山氏の近著です。本のタイトルからすると、自分からはまず手に取らないタイプに見えるこの本、しかしよかった。絶対達成する…

消費するより生産するほうがテンションが上がる

大学院の同窓@nasakaswaさんのツイートで読んだLifehackerの記事「一日を消費者ではなく「生産者」としてスタートしよう!」が素晴らしかった。1日を生産者のモードでスタートするか消費者のモードでスタートするかで、1日が決まるというもの。 ここでいう消…

 新型iPadが、というよりも日本語による音声認識が開く未来が楽しみ

新型iPadが発表され、同時にiOS5.1が発表・リリースされました。それによって、iPhone4Sと新型iPadでは日本語による音声認識入力が可能になり、人工知能Siriの機能も日本語化されました(iPadには一部機能の搭載のみ)。 さっそくネット上ではSiriに日本語で…

心理学者 強制収容所を体験する

フランクルの「夜と霧」の原題は、「心理学者 強制収容所を体験する」というのだそうです。暗くしんみりとしたイメージの前者と比べて、原題の方は冷静な響きを持っていますね。よく思うのですが、海外の作品(本にしろ映画にしろ音楽にしろ)のタイトルを日…

 慣れによる安定感と停滞の危険な罠について

今シーズン限りで中日ドラゴンズの監督を退いた落合氏の本をシーズン終了直後に読みました。その中で興味深かったのが、ともに守備の名手と言われた荒木・井端の2人の守備位置を監督命令で入れ替えたことに対する同氏の考え。すでに「名手」の域に達してい…

 読書メモについて 3.活用のしかた

前回までに書いたような形でEvernoteに保存した読書メモ(Evernote上で言えば「ノート」)ですが、そのまま保存しているだけでは何の役にも立ちません。もちろん「こんなに本を読んだんだなー」という自己満足のネタにはなりますが、それでは本来の意味は全…

 読書メモについて 2.残し方

前回、読書をしながら同時並行で読書メモをデジタルツールでとっていく方法の話をしました。今回はその続きで、そのようにして取った読書メモをどのように残し、整理しておくかという話。これももちろん正解はなく、僕自身も試行錯誤なわけですが、現時点で…

読書メモについて1 取り方

本を読みながら、あるいは読んだ後にその本の中で見つけた「気になるフレーズ」や本に触発されて考えたことなどを「読書メモ」あるいは「読書ノート」として記録している人は多いと思います。メモには残さないまでも、気になった箇所に線を引いておき、後か…

 総表現社会の夢

年末年始に手に取った本の中に、東浩紀氏の「一般意思2.0」がありました。その中に、梅田望夫氏の著書「ウェブ進化論」の中の記述を引き合いに出されている箇所があります。「総表現社会」についての部分です。 ウェブ2.0への進化にともなって、ブログやYouT…

 自分にとっての「航海日誌」としてのブログについて

これまでかれこれ10年近くにわたってブログを書いて来て、毎日書き続けた時期もあれrば数ヶ月全く更新しない時期もあり、のらりくらりとやって来たなというのが実感です。それでも振り返ってみると、頻繁に書き綴っている時期の方がそうでない時期よりも知的…